松井秀喜 vs 掛布雅之:左の長距離スター打者の生涯成績比較

日本プロ野球界において、左の長距離打者として名を馳せた松井秀喜選手と掛布雅之選手。二人の選手は、それぞれの時代で圧倒的な存在感を放ち、ファンを魅了してきました。この記事では、掛布選手に憧れて野球を始めたという松井秀喜選手と掛布雅之選手の生涯成績を比較し、どちらがより優れた左の長距離打者であるかを考察します。

この記事の内容

  • 松井秀喜選手のプロフィールと生涯成績
  • 掛布雅之選手のプロフィールと生涯成績
  • 生涯成績の比較
  • 成績のハイライトと分析
  • まとめ

目次

  1. 松井秀喜選手のプロフィールと生涯成績
  2. 掛布雅之選手のプロフィールと生涯成績
  3. 生涯成績の比較
  4. 成績のハイライトと分析
  5. まとめ

松井秀喜選手のプロフィールと生涯成績

  • 名前:松井秀喜(まつい ひでき)
  • 生年月日:1974年6月12日
  • 出身地:石川県能美市
  • ポジション:外野手・指名打者
  • 投打:右投左打
  • 在籍チーム:読売ジャイアンツ(1993年 – 2002年)、ニューヨーク・ヤンキース(2003年 – 2009年)、ロサンゼルス・エンゼルス(2010年)、オークランド・アスレチックス(2011年)、タンパベイ・レイズ(2012年)

NPB成績

  • 試合数: 1268
  • 打率: .304
  • 安打: 1390
  • 本塁打: 332
  • 打点: 889
  • 出塁率: .413
  • OPS: .996

MLB成績

  • 試合数: 1236
  • 打率: .282
  • 安打: 1253
  • 本塁打: 175
  • 打点: 760
  • 出塁率: .360
  • OPS: .822

掛布雅之選手のプロフィールと生涯成績

  • 名前:掛布雅之(かけふ まさゆき)
  • 生年月日:1955年5月9日
  • 出身地:千葉県習志野市
  • ポジション:三塁手
  • 投打:右投左打
  • 在籍チーム:阪神タイガース(1974年 – 1988年)

NPB成績

  • 試合数: 1684
  • 打率: .292
  • 安打: 1676
  • 本塁打: 349
  • 打点: 1019
  • 出塁率: .379
  • OPS: .907

生涯成績の比較

試合数と安打

  • 松井秀喜
  • NPB: 1268試合、1390安打
  • MLB: 1236試合、1253安打
  • 掛布雅之
  • NPB: 1684試合、1676安打

打率

  • 松井秀喜
  • NPB: .304
  • MLB: .282
  • 掛布雅之
  • NPB: .292

本塁打

  • 松井秀喜
  • NPB: 332本
  • MLB: 175本
  • 掛布雅之
  • NPB: 349本

打点

  • 松井秀喜
  • NPB: 889打点
  • MLB: 760打点
  • 掛布雅之
  • NPB: 1019打点

出塁率とOPS

  • 松井秀喜
  • NPB: .413 / .996
  • MLB: .360 / .822
  • 掛布雅之
  • NPB: .379 / .907

成績のハイライトと分析

松井秀喜選手の凄さ

  • NPBとMLBでの成功: 松井選手はNPBで圧倒的な成績を残し、MLBでもその実力を証明しました。NPBでの打率.304、332本塁打、889打点は素晴らしい数字であり、MLBでも175本塁打、760打点と高いレベルを維持しました。
  • パワーと安定感: 松井選手はその長打力と安定感でチームに貢献し続けました。特にNPB時代の出塁率.413とOPS.996は圧巻です。

掛布雅之選手の凄さ

  • NPBでの安定した成績: 掛布選手はNPBでの長いキャリアで安定した成績を残しました。打率.292、349本塁打、1019打点という成績は、彼の打撃力の高さを示しています。
  • チームへの貢献: 掛布選手は阪神タイガースの主力打者として、長年にわたりチームを牽引しました。その存在感はファンにも深く刻まれています。

総合評価

  • パワー: 本塁打数では、掛布選手がわずかに上回っていますが、松井選手はMLBでも175本塁打を記録しており、NPBとMLBを通じての総本塁打数は掛布選手を上回ります。
  • 安定感: 松井選手のNPBでの打率.304、出塁率.413、OPS.996は、掛布選手の.292、.379、.907を上回っています。
  • 総合力: 松井選手はNPBとMLBの両方で成功を収めており、その点で総合的な評価は非常に高いです。

まとめ

今回の記事では、松井秀喜選手と掛布雅之選手の生涯成績を比較し、それぞれの凄さを紹介しました。どちらの選手も素晴らしい左の長距離打者であり、ファンに多くの感動を与えてきました。

ポイント

  • 松井秀喜選手は、NPBとMLBの両方で圧倒的な成績を残し、総合的な評価が非常に高いです。
  • 掛布雅之選手は、NPBで長年にわたり安定した成績を残し、阪神タイガースの主力打者として活躍しました。

松井秀喜選手と掛布雅之選手の偉大な成績は、これからもファンに語り継がれていくことでしょう。どちらがより優れた左の長距離打者かは難しい判断ですが、それぞれが異なる時代と環境で輝きを放ち、日本プロ野球界に大きな影響を与えたことは間違いありません。

MLB伝説の勝負:エースvs最強打者

名勝負として特に有名なエース投手と四番打者の対決をいくつか詳細に記載します。

1. ボブ・ギブソン対ハーモン・キルブルー(1968年ワールドシリーズ)

1968年のワールドシリーズ第7戦は、ボブ・ギブソンとハーモン・キルブルーの対決が特に記憶に残る名勝負です。ギブソンはセントルイス・カージナルスのエースとして、キルブルーはミネソタ・ツインズの四番打者として、その年のMVPに選ばれた実力者でした。

ギブソンはこの試合で9回を投げて、わずか2安打、0四球、9奪三振の完封勝利を達成しました。この力投により、カージナルスは2-0で勝利し、1968年のワールドシリーズを制覇しました。ギブソンのクオリティ・スタート(完投で2失点以内)は、ワールドシリーズの歴史においても非常に稀有なものであり、特にキルブルーからの三振数が注目されました。

2. ペドロ・マルティネス対アレックス・ロドリゲス(2004年アメリカンリーグチャンピオンシップシリーズ)

2004年のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズでは、ペドロ・マルティネスとアレックス・ロドリゲスの対戦が話題になりました。レッドソックスのエースであるマルティネスと、ヤンキースの四番打者であるロドリゲスは、いずれもその時代を代表する選手でした。

特に第3戦での対戦が記憶に残ります。マルティネスは7回を投げて、4安打1失点、12奪三振の好投を見せ、レッドソックスが4-3で勝利しました。この勝利がきっかけとなり、レッドソックスは3連勝でシリーズを逆転し、86年ぶりのワールドシリーズ進出を果たしました。特にロドリゲスとの対戦では、緊張感ある場面が多く、マルティネスのピッチングが話題となりました。

3. サンディ・コーファックス対ミッキー・マントル(1963年ワールドシリーズ)

1963年のワールドシリーズでのサンディ・コーファックスとミッキー・マントルの対戦も名勝負として知られています。ロサンゼルス・ドジャースのエースであるコーファックスと、ニューヨーク・ヤンキースのスーパースターであるマントルは、それぞれのリーグでの象徴的な選手でした。

特に第1戦での対戦が印象的です。コーファックスは9回を完投し、4安打1失点、15奪三振という圧倒的な投球で、ドジャースが4-1で勝利しました。この試合でのマントルは、コーファックスからの三振を喫するなど苦しい打撃を強いられましたが、その対戦は当時の野球ファンに大きな感動を与えました。

これらの名勝負は、エース投手と四番打者が対決する様子を通じて、野球の美学やスリルを感じさせてくれるものであり、歴史に残る瞬間として語り継がれています。

大谷翔平 vs 佐々木朗希:年度別成績比較で見る怪物の凄さ比較

日本プロ野球界からメジャーリーグに至るまで、世界中のファンを魅了する二大スター、大谷翔平選手と佐々木朗希選手。この記事では、二人の年度別成績を比較し、それぞれの凄さを詳細に紹介します。どちらがより優れた選手なのか、その成績と功績を通じて見ていきましょう。

この記事の内容

  • 大谷翔平選手のプロフィールと成績
  • 佐々木朗希選手のプロフィールと成績
  • 年度別成績比較
  • 成績のハイライトと分析

この記事を読むことで、大谷翔平選手と佐々木朗希選手の偉大さを改めて知り、両方の選手の凄さを理解する参考となれば幸いです。

目次

  1. 大谷翔平選手のプロフィールと成績
  2. 佐々木朗希選手のプロフィールと成績
  3. 年度別成績比較
  4. 成績のハイライトと分析
  5. まとめ

大谷翔平選手のプロフィールと成績

  • 名前:大谷翔平(おおたに しょうへい)
  • 生年月日:1994年7月5日
  • 出身地:岩手県
  • ポジション:投手・指名打者・外野手
  • 投打:右投左打
  • 在籍チーム:北海道日本ハムファイターズ(2013年 – 2017年)、ロサンゼルス・エンゼルス(2018年 – 2013年)、ロサンゼルス・ロジャース(2024年現在)

NPB成績

  • 2013年(日本ハム)
  • 投手成績: 3勝0敗、防御率4.23、奪三振: 46、WHIP: 1.46
  • 打者成績: 打率.238、本塁打: 3、打点: 20、OPS: .628
  • 2016年(日本ハム)
  • 投手成績: 10勝4敗、防御率1.86、奪三振: 174、WHIP: 0.96
  • 打者成績: 打率.322、本塁打: 22、打点: 67、OPS: 1.004

MLB成績

  • 2021年(エンゼルス)
  • 投手成績: 9勝2敗、防御率3.18、奪三振: 156、WHIP: 1.09
  • 打者成績: 打率.257、本塁打: 46、打点: 100、OPS: .965
  • 2023年(エンゼルス)
  • 投手成績: 10勝5敗、防御率3.14、奪三振: 167、WHIP: 1.06
  • 打者成績: 打率.304、本塁打: 46、打点: 100、OPS: 1.066

佐々木朗希選手のプロフィールと成績

  • 名前:佐々木朗希(ささき ろうき)
  • 生年月日:2001年11月3日
  • 出身地:岩手県
  • ポジション:投手
  • 投打:右投右打
  • 在籍チーム:千葉ロッテマリーンズ(2020年 – 2024年現在)

NPB成績

  • 2021年(ロッテ)
  • 投手成績: 3勝2敗、防御率2.27、奪三振: 68、WHIP: 1.03
  • 2022年(ロッテ)
  • 投手成績: 9勝4敗、防御率2.02、奪三振: 173、WHIP: 0.80
  • 2023年(ロッテ)
  • 投手成績: 8勝4敗、防御率1.56、奪三振: 151、WHIP: 0.72

年度別成績比較

ここでは、大谷翔平選手と佐々木朗希選手の成績を年度別に比較し、その凄さを見ていきます。

2021年

大谷翔平(エンゼルス)

  • 投手成績: 9勝2敗、防御率3.18、奪三振: 156、WHIP: 1.09
  • 打者成績: 打率.257、本塁打: 46、打点: 100、OPS: .965

佐々木朗希(ロッテ)

  • 投手成績: 3勝2敗、防御率2.27、奪三振: 68、WHIP: 1.03

分析: 大谷翔平選手はMLBで二刀流として圧倒的な成績を残し、佐々木朗希選手はNPBで新人として素晴らしい投球を見せました。

2022年

大谷翔平(エンゼルス)

  • 投手成績: 15勝9敗、防御率2.33、奪三振: 219、WHIP: 1.01
  • 打者成績: 打率.273、本塁打: 34、打点: 95、OPS: .875

佐々木朗希(ロッテ)

  • 投手成績: 9勝4敗、防御率2.02、奪三振: 173、WHIP: 0.80

大谷選手はMLBで15勝を挙げ、さらに219奪三振と投手としても一流の成績を収めました。佐々木選手もNPBでエース級の活躍を見せました。

2023年

大谷翔平(エンゼルス)

  • 投手成績: 10勝5敗、防御率3.14、奪三振: 167、WHIP: 1.06
  • 打者成績: 打率.304、本塁打: 46、打点: 100、OPS: 1.066

佐々木朗希(ロッテ)

  • 投手成績: 8勝4敗、防御率1.56、奪三振: 151、WHIP: 0.72

大谷選手は再びMLBで圧倒的な成績を残し、佐々木選手はNPBで防御率1点台の驚異的な投球を披露しました。

成績のハイライトと分析

大谷翔平選手の凄さ

  • 二刀流: 投打両方で一流の成績を収め、特に2021年には46本塁打を放つ一方で投手としても156奪三振を記録しました。
  • MVP級の活躍: 2021年にはMLBオールスターゲームの投打両方に選出され、MVPを受賞しました。

佐々木朗希選手の凄さ

  • 圧倒的な奪三振能力: 2022年には173奪三振を記録し、NPBの打者を圧倒しました。
  • 驚異的な防御率: 2023年には防御率1.56と非常に優れた成績を残しました。

今回の記事では、大谷翔平選手と佐々木朗希選手の年度別成績を比較し、それぞれの凄さを紹介しました。二人の成績を通じて、どちらも日本プロ野球界とメジャーリーグで圧倒的な存在感を示していることがわかります。

ポイント

  • 大谷翔平選手はMLBで二刀流として圧倒的な成績を残し、MVP級の活躍を見せています。
  • 佐々木朗希選手はNPBで驚異的な奪三振能力と防御率を誇り、エースとしての地位を確立しています。

大谷翔平選手と佐々木朗希選手の今後の活躍にも大いに期待が寄せられています。彼らの偉大な成績は、これからもファンに語り継がれていくことでしょう。

指導の不思議

ボールを取るときにグローブは下から上に使う(すくい上げる)指導をするのに、なぜ打つときは上から下に振れという指導をするのだろうか?

同じ上から下方向にくるボールなのでグローブでもバットでも捉えやすいのはやや下方向から上向きなのではないだろうか(もちろん例外な球筋はありますが)

アッパースイングを勧めるものではなく、ややヘッドの重心を下げた(ヘッドの重みを生かした)スイングぐらいが良いのかもと最近思う。

十人十色、正解はないですが、皆様はどう思いますでしょうか。

インフィールドフライの条件

先日の試合にて起こった一場面
1アウト1塁でバッターが高いフライを打ち上げた際に、主審が「インフィールドフライ」と声高々に宣告。

この場面、正解としてはインフィールドフライとはなりません。
野球においてインフィールドフライが適用される条件は意外とすぐ答えられない人たちも多いので、整理するために記載してみます。

ランナーが一塁と二塁にいる場合、または満塁の時

ファールフライ(フェアかファールか分からないギリギリのフライ)の時はではどうなるのか?

インフィールドフライの正式なコールは「インフィールドフライ  イフ フェア」です。
つまりは、結果としてフェアだった場合に適用されるものであり、仮にファールゾーンで落球となった場合はファールとなって、バッターは打ち直し(アウトにはならない)となります。

    また、インフィールドフライが宣告されると、以下のことが起こります。

    • バッターは自動的にアウトになる。
    • ランナーは進塁するか否かの選択権を持ち、強制的に進塁する必要はない。
    • ボールが捕られたかどうかに関わらず、バッターはアウトとされる。

    気を付けたいポイントとしては、落球(orタッチアップ)によりランナーが進塁しようとした場合は「タッチプレー」となります。(プロ野球選手でも慌ててフォースプレーと勘違いしたこともありますので慌てず冷静に対応することが大事です)

    ちなみに、インフィールドフライのルールは、守備側が意図的に打球を落としてダブルプレーやトリプルプレーを狙うのを防ぐために設けられています。

    3アウトを取ったのに得点が入る!?

    野球規則5.08に記載の「得点が記録される条件」について簡単に説明してみます。

    まず、この規則は以下の二つの部分から成り立っています。

    <5.08(a) – ランナーが得点を記録する条件>
    5.08(a)の記載を簡単に言うと、ランナーが得点を得るには、全てのアウトが成立する前にホームベースを踏む必要があるということ。

    <5.08(b) – 得点が無効となる場合>
    5.08(b)の記載を簡単に言うと、打者が第三アウトになるか、フォースアウトで第三アウトが記録された場合、そのプレイで進塁したランナーは得点としてカウントされないということ。

    上記規則を大前提としたうえで、

    第3アウトのタイミングがランナーのホームインのタイミングより早いか遅いかで得点が認められる、認められないが分かれるパターンがありますのでいくつか例を挙げてみます。

    例①:2死1塁2塁でバッターがセンター前ヒットを打ったが、2塁ランナーがホームインする前に、1塁から3塁を狙った1塁ランナーが返球によりタッチアウトとなる。
    例②:1死2塁3塁でバッターがセンターフライを打ち2塁ランナー、3塁ランナーがそれぞれタッチアップ。センターはフライを補給後、2塁ランナーを刺殺するため3塁に送球。3塁ランナーがホームインする前に2塁ランナーが3塁手前でタッチアウト。
    例③:2死2塁3塁でバッターがサードゴロを打つ。サードは捕球後、1塁へ送球するのではなく、向かってくる2塁ランナーにタッチしてアウトにした(ただし、タッチアウトにする前に3塁ランナーはホームインした)

    上記の例はいづれも得点が認められるパターンとなります。

    野球は考えるスポーツであると言われる理由のひとつがこのあたりにも表れていると思います。

    令和の指導者の在り方とは

    私の子供のころ(昭和)はコーチや監督から指示、指導されることは絶対である(=実施しなければならない)という時代だったと思う。
    「膝を曲げて構えろ」「上からボールをたたけ」「正面で捕れ」
    例え、その指示の意味が理解できなくとも言われたことが正解であり、従わなければいけないと何の疑問もなく思っていたように思う。(指示の意味を理解しようとしなかったこと、考えようとしなかったことを今は後悔。。)

    ただ、令和の現在においては私たちが子供の頃とは環境が大きく異なっている
    いつでもどこでも、数分あれば世界のトッププロの思考や練習方法が簡単に手に入る時代となった。
    我々アマチュアの指導者の言っていることより、会ったこともないトッププロの言っていることを子供たちは簡単に信用して取り組む。(実績もあり有名でもある人たちの言うことを信じるというのはしょうがない、というか正しいとも思う。私もyoutubeでよく学んでいる)

    では、我々アマチュアの現場指導者に出来ることは何だろうかといつも考える。
    たしかに情報が簡単にたくさん入るようになり、色んな練習法や考え方が手に入るようになったが、
    逆に情報を多すぎる状況となり、なんでもかんでも子供たちは信じて取り入れてしまっていたりする。
    また、同じトッププロでも全く逆の理論や発想を持っていたりもするので、何が正解なのか子供たちは
    迷う、戸惑ったりしている。
    そんなときに我々現場の指導者が正しい方向に導いてあげるのが必要であり大きな役目であると考える。
    おそらく、野球に正解はない。前足に体重移動させて打つ、軸足に体重を残して打つ、ダウンスイング、レベルスイング、アッパースイング、前で打つ、引きつけて打つ、肘から投げる、肩から投げる、etc、、、結果が全てで結果が出ている人たちがいる以上、どれも正解だと思う。
    ただし、その子自身の体格や身体能力、発育状況、目指すべき選手像、その他特徴などによって現在時点でベターな選択肢というのはあるように思う。
    それを選手と会話し、寄り添い、お互い納得しながら選択し一歩一歩前進していく、そんな指導が現在においては求められているのではないかと思う。


    おそらくビジネスの世界においても同じで、課題を解決するソリューション(≒正解)はたくさんあるが、どれが最適か分からず悩んでいるというお客様が今後ますます増えてくるように思う。
    そんな時に、お客様と寄り添える営業やコンサルティング、プロンプトエンジニア(AI活用のアドバイザー)、アテンダーというような役目を持つ人材が今後更に必要とされ、活躍していくのだと思う。

    ピンチかつチャンス(1塁3塁の場面)

    野球の守備フォーメーションにおいて、最も複雑なシーンの一つは、ランナーが1塁と3塁にいる場面です。

    守備側は、両方のランナーの進塁を同時に考慮しなければならないため、対応が難しくなります。攻撃側は、2塁と3塁にランナーを置いて、チャンスを広げたり、得点を挙げる機会を追求します。また、1塁ランナーを動かして得点を狙うため、盗塁の確率も高まります。

    このような状況では、特に少年野球においては、盗塁を防ぐことが困難な場合があります。低学年のチームでは、1塁ランナーの盗塁を諦めて、2塁や3塁にランナーを進める方針をとることもあります。

    ただこの場面では、守備側だけでなく、攻撃側も同様にプレッシャーを感じています。そのため、1塁ランナーをタダで2塁に進塁させるのは惜しいと考えられます。

    以下は、私が考える少年野球(特に低学年)における1塁と3塁の状況でのbetterな守備戦略(フォーメーション)の例です。

    パターン①:素早いピッチャーへの返球

    1塁ランナーが盗塁した際に、キャッチャーは1塁ランナーを刺す(と見せかける)ように、低い弾道で2塁方向に返球します。 この返球を投手がキャッチ(カット)することで、つられて飛び出した3塁ランナーを三本間に挟んでアウトにするという方法です。 この時、キャッチャーの返球のズレに対応するため、または、相手を惑わすために、ショートはベースカバー、セカンドはカットに 入ります。(カットに入るのはショートでもよいですが、両方のランナーが見えやすく対処しやすいセカンドがカットに入るのがbetterだと思います。)

    慣れてくるとキャッチャーは投手ではなく、カットに入るセカンド(もしくはショート)に投げるでもよいです。

    パターン②:偽投の後、サードへの送球

    1塁ランナーが盗塁を試みた際に、キャッチャーはセカンドへのフェイク投球(偽投)を行い、その後サードへ送球します。これにより、ランナーの第2リードが大きかったり、本塁を狙っている場合にアウトが奪えます。 (少年野球では3塁ランナーはホームを積極的に狙うので、割と有効な方法となります。)


    パターン①②の戦略は、どちらもアウトに出来れば儲けもの、失敗しても2,3塁の状況であればOKぐらいに割り切ってやるのが良いと思います。 また、上記方法でランナーを挟む機会も増えると思いますので、挟殺プレーの練習も必要となります。 (挟殺プレーもまたこれが少年野球においては難しいプレーとなってはきますが、、、)

    未来を切り開く!少年野球の指導法革命

    少年野球の指導法について、あなたはどのようなビジョンを描きますか?次世代の野球選手を育成し、彼ら彼女らが成功するための革新的なアプローチとはどんなものなのかを私は日々妄想しております。この記事では、未来の少年野球の指導法についての新しいアイデアやトレンドに焦点を当ててみたいと思います。

    1. データ駆動型トレーニング
      技術の進歩により、データ収集と分析が以前よりも簡単になりました。これからの少年野球の指導法では、選手のパフォーマンスを数値化し、個々のニーズに合わせたトレーニングプランを作成することが重要です。データ駆動型トレーニングを取り入れることで、より効果的な成果を得ることができます。(ただし、データや数値に縛られすぎるのもダメだとも思います。)
    2. 技術と心理学の融合
      少年野球の指導は、技術だけでなく心理学にも焦点を当てる必要があります。選手のメンタルトレーニングを強化し、自信を高め、プレッシャーに対処できるようにすることが重要です。技術と心理学を融合させたトレーニングプログラムも最近は注目されており、選手の総合的な成長を促進します。
    3. バラエティ豊かな練習方法
      単調な練習は選手のモチベーションを低下させる可能性があります。そのため、バラエティ豊かな練習方法を取り入れることが重要です。例えば、ゲーム形式の練習やチームビルディング活動を組み込むことで、選手の興味を引き、楽しみながら成長できる環境を提供することが重要です。
    4. 個別指導の重視
      個々の選手の能力やニーズに合わせた個別指導も重要となります。野球には極論、正解の打ち方、投げ方などはなく、一人一人の能力や体力、成長に応じてもベストな方法は変わってくるものです。一人ひとりの選手をしっかりと見て、適切なフィードバックやアドバイスを提供することで、彼らの成長を最大限に引き出していくことが求められます。個別指導を重視することで、選手たちが自信を持ち、より良いパフォーマンスを発揮できるようになります。
    5. ポジティブな環境の構築
      ポジティブな環境の構築も不可欠です。選手たちが楽しみながら学び、失敗を恐れずにチャレンジできるような環境を提供することが重要です。コーチやチームメイトとの良好な関係を築き、協力し合いながら成長することで、選手たちはより強い意欲と自己信頼を身に付けることができます。

    これからの少年野球の指導現場においては、単なる技術の伝達だけではなく、選手たちの総合的な成長を促進するための包括的なアプローチがより強く求められてくると感じております。そのため、新しいアイデアやトレンドに積極的に取り組み、次世代の野球選手たちが成功するための基盤を築いていくことが重要となってくるのではないでしょうか。