Dotsとは?~OpenAIが発表した次世代AIエージェント~

近年のAIは「質問に答える」という段階から、「自分で考えて行動する」段階へ進化しています。(まさに人間の進化と同じ道筋を辿ってますね)

その象徴とも言えるのが、OpenAIが発表した 「Dots(ドッツ)」 です。
Dotsの特徴やChatGPTとの違い、活用例をまとめます。


Dotsは、OpenAIが提供する 常時稼働型のAIエージェント です。ユーザーの代わりに継続的に作業し、目標達成のために自律的に動くことを目的としています。

従来のChatGPTが、「質問したら答えるAI」であるのに対し、Dotsは「目標を与えると継続的に働くAI」という位置付けです。

ChatGPTとの違い
OpenAIによると、Dotsは専用のクラウドコンピューターを持ち、ユーザーの代わりに継続的な作業を行えます。

Dotsでできること
① 情報収集の自動化
例えば、
•AI業界ニュースの監視
•競合企業の動向調査
•市場リサーチ
などを継続的に実施できます。


② 資料作成・更新
状況変化に応じて、
•プレゼン資料
•提案書
•レポート
を更新することができます。

③ コンテンツ制作
ブログ運営者なら、
•ネタ探し
•構成作成
•SNS投稿案作成
•競合分析
などを任せることが可能です。

④ アプリ開発支援
開発者向けには、
•バグ調査
•コード修正
•テスト実施
•PR作成
まで支援できると紹介されています。

⑤ スケジュール・業務管理
メールやカレンダーと連携し、
•予定確認
•タスク整理
•リマインド
•優先順位付け
なども行えます。

Dotsの特徴
常時稼働が可能なためユーザーが寝ている間でも作業を継続できます。

専用クラウド環境
PCを占有せず、クラウド上で動作します。

アプリ連携
4,000以上のアプリに接続可能とされています。
学習するエージェント
使うほどユーザーの好みや判断基準を理解していきます。

利用料金
2026年10月時点では、
•ChatGPT Pro
•Business Premium
•Enterprise(一部)
向けに提供されています。

Plusプランは対象外とされています。

Dotsの将来性
これまでのAIは「秘書」のような存在でした。
一方Dotsは
「自分の代わりに働いてくれる社員」に近い存在です。
OpenAIは将来的に複数のDotsがチームとして協力しながら働く構想も示しています。
openai
ブロガー視点の総評
Dotsは単なるAIチャットではありません。
•ChatGPT = 優秀な相談相手
•Dots = 優秀な実行担当者
という違いがあります。
もし今後一般ユーザーにも広く展開されれば、
•ブログ運営
•副業
•マーケティング
•プログラミング
•情報収集
の在り方を大きく変える可能性を秘めたサービスと言えるでしょう。
ひと言で表すなら、「指示待ちAIから、自ら動くAIへの進化形」がDotsです。

少年野球の守備は何秒でアウトにできる?ゴロ捕球から送球までの時間を考える

前回の記事で、少年野球の一塁到達タイムについて書きました。

小学生の一塁駆け抜けタイムとして、全国大会平均4.59秒、地方大会平均4.91秒という数字があります。

「打ってから一塁まで、たった5秒くらいしかない」

そう考えると、守備側もかなり忙しいですよね。

では、守備側はその数秒の中で、どんなことをしているのでしょうか。

「捕る」だけではアウトにならない

ゴロが飛んできたら、

打球を見る
↓
動く
↓
捕る
↓
ボールを握る
↓
送球する
↓
一塁で捕る

ここまでやって、ようやくアウトです。

少年野球では、ついつい

「きれいにゴロを捕ろう」

というところに目が行きます。

もちろん、まずはしっかり捕ることが大切。

でも試合では、捕った後にどれだけスムーズに送球までつなげられるかも重要になります。

実際に少年野球の指導について書かれた『新しい少年野球の教科書』でも、「捕る」と「投げる」をつなげることや、ゴロ捕球から送球までの動きが守備の指導項目として扱われています。BASEBALL KING

「捕ってから」が意外と大事

例えば、ゴロを捕った後に、

「よし、捕った!」

と一度止まってしまう。

そこからボールを握り替えて、足を合わせて、投げる。

この「ちょっとした間」が積み重なると、アウトにできるかどうかが変わってくるかもしれません。

逆に、

捕る → 握る → 足を運ぶ → 投げる

という動きがスムーズにつながれば、同じ打球でも余裕が生まれます。

もちろん、速ければ速いほどいいわけではありません。

まずは確実に捕る。
そのうえで、捕ってから送球までをスムーズにする。

この順番が大切だと思います。

練習で「今日は何秒?」と測ってみる

ここで、前回の記事と同じように「時間」を使ってみます。

例えば練習で、

ゴロが転がる
→ 捕球
→ 一塁へ送球

までを動画で撮ってみる。

そして、

「今のプレー、どこに時間がかかっていた?」

と子どもと一緒に見てみる。

捕球までなのか。

握り替えなのか。

足の運びなのか。

送球なのか。

こうやって見ると、単純に「もっと早く!」と言うより、子ども自身も考えやすくなります。

速さだけを追いかけない

守備で大切なのは、単純な「速さ」だけではありません。

確実性と速さのバランス。

これが難しいところです。

「早く投げろ!」と言われて焦ってエラーしてしまったら、元も子もありません。

だからこそ、

「どうしたら今より0.1秒スムーズになる?」

くらいの感覚で考えてみる。

これなら、子どもにとってもゲーム感覚で取り組めるのではないでしょうか。

野球は「時間」で見ると面白い

一塁到達タイムを調べたことをきっかけに、

「じゃあ守備側は?」

と考えてみました。

すると、

走者が一塁に到達するまでの時間
vs
守備がアウトを取るまでの時間

という、シンプルだけど面白い見方ができます。

野球は、ただ「速い」「強い」だけではなく、ほんの少しの時間の積み重ねでプレーが変わるスポーツなのかもしれません。

次の練習では、ぜひ一度、

「捕ってから投げるまで、どれくらいかかってる?」

と測ってみたいと思います。

少年野球の一塁到達タイムは何秒?小学生の平均4.59秒から考える走塁

少年野球を見ていると、

「うちの子、一塁まで何秒くらいなんだろう?」

と思うことがあります。

調べてみると、『新しい少年野球の教科書』で紹介されているデータとして、小学生の一塁駆け抜けタイムは全国大会平均4.59秒、地方大会平均4.91秒とされています。note(ノート)

もちろん、学年や体格、右打ち・左打ちなどによっても変わるので、これを「小学生は4.59秒で走れ」という基準にする必要はありません。

僕が面白いと思ったのは、**「一塁まで約5秒しかない」**ということです。

たった5秒の中で、何が起きている?

打った瞬間から一塁まで。

その間に、

打つ → 走り出す → 加速する → 一塁を駆け抜ける

という動作をしています。

そして守備側も、その数秒の間に打球を捕って、送球して、一塁でアウトを取らなければなりません。

そう考えると、野球ってかなり「時間」のスポーツだなと思います。

「あと0.1秒」を考えてみる

例えば、今まで5.0秒だった子が4.9秒になったら、0.1秒の短縮です。

たった0.1秒。

でも、野球ではこの0.1秒がセーフ・アウトを分ける場面があります。

だから練習でも、

「もっと速く走れ!」

だけではなく、

「どうしたら0.1秒縮められるかな?」

と考えてみる。

スタートなのか、走り方なのか、それとも打った後の動きなのか。

こうやって子どもと一緒に考えてみるのも、結構面白いんじゃないかなと思います。

家で一度、測ってみる

せっかくなので、子どもと一緒に一塁までのタイムを測ってみるのもおすすめです。

スマホで動画を撮って、

  • 1回目
  • 2回目
  • 3回目

と測ってみる。

そして、1か月後にもう一度測ってみる。

大事なのは、他の子と比べることよりも、

「前の自分より0.1秒速くなった!」

を見つけることだと思います。

野球を「時間」で見てみると面白い

今回、一塁到達タイムを調べていて、改めて思いました。

野球には、いろいろな「時間」があります。

  • 投球がホームまで届く時間
  • 打ってから一塁までの時間
  • ゴロを捕ってから送球するまでの時間
  • 盗塁で二塁まで到達する時間

数字を意識してみると、普段何気なく見ているプレーが少し違って見えてきます。

「あと0.1秒、どう縮める?」

そんな視点で練習してみると、少年野球がまた一段と面白くなるかもしれません。

僕もこれから、少年野球を「時間」という視点から、いろいろ考えてみたいと思います。

子どもの<心の育て方>とは

少年野球の野球指導をみていると技術指導に時間を割いてるチームが多い。(技術指導するならまだよいが、気合いで打て~と言ってばかりいる指導者もまだまだ少なくはない)

人としての土台作り、考える力、仲間を大切に思う心を育むのも少年野球の時期は大切であり、またそれが野球が上手くなる近道であるとも思う。

メジャーリーグ歴代MVP選手の偉大な成績!

記録にも記憶にも残る、年度別の名シーズン

メジャーリーグでは毎年、アメリカン・リーグ(AL)とナショナル・リーグ(NL)から、それぞれ最も価値のある選手にMVPが贈られます。

MVPに選ばれる選手は、単に本塁打や勝利数が多いだけではありません。チームを勝利へ導いた存在感、シーズンを通じて残したインパクト、そしてファンの記憶に残る活躍が評価されます。

ここでは2014年から2025年までの12年間を対象に、両リーグのMVPと主な成績を振り返ります。大谷翔平、マイク・トラウト、アーロン・ジャッジらが残した、とびきりのシーズンを見ていきましょう。


年度別MVP一覧

年AL MVPNL MVP
2025年アーロン・ジャッジ大谷翔平
2024年アーロン・ジャッジ大谷翔平
2023年大谷翔平ロナルド・アクーニャJr.
2022年アーロン・ジャッジポール・ゴールドシュミット
2021年大谷翔平ブライス・ハーパー
2020年ホセ・アブレイユフレディ・フリーマン
2019年マイク・トラウトコディ・ベリンジャー
2018年ムーキー・ベッツクリスチャン・イエリッチ
2017年ホセ・アルトゥーベジャンカルロ・スタントン
2016年マイク・トラウトクリス・ブライアント
2015年ジョシュ・ドナルドソンブライス・ハーパー
2014年マイク・トラウトクレイトン・カーショウ

2025年:ジャッジの連覇と、大谷の4度目のMVP

AL MVP:アーロン・ジャッジ
打率.331、53本塁打、114打点、OPS1.145。リーグトップの打率に加え、50本塁打を超えるパワーも見せ、MVPを2年連続で受賞しました。通算では3度目の受賞です。

NL MVP:大谷翔平
打率.282、55本塁打、102打点、20盗塁、OPS1.014。投手としても1勝0敗、防御率2.87、62奪三振を記録しました。MVPは2年連続、通算4度目。打者と投手の両面で、再び強烈な存在感を示したシーズンでした。

2024年:ジャッジと大谷、両リーグを代表する2人が受賞

AL MVP:アーロン・ジャッジ
打率.322、58本塁打、144打点、OPS1.159。長打力はもちろん、出塁率.458という数字も圧巻です。満票で自身2度目のMVPに選ばれました。

NL MVP:大谷翔平
打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036。MLB史上初となる「50本塁打・50盗塁」を達成し、ナ・リーグ移籍1年目でMVPを獲得しました。大谷選手にとっては通算3度目、そして3度すべて満票での受賞です。

2023年:二刀流と「40本塁打・70盗塁」の衝撃

AL MVP:大谷翔平
打率.304、46本塁打、100打点、OPS1.066。投手としても10勝5敗、防御率3.14、167奪三振を記録しました。打者と投手、どちらでもリーグを代表する成績を残した、まさに唯一無二のシーズンです。

NL MVP:ロナルド・アクーニャJr.
打率.337、41本塁打、105打点、73盗塁、OPS.986。パワーとスピードを高いレベルで両立し、史上初となる「40本塁打・70盗塁」を達成しました。

2022年:ジャッジの62本塁打

AL MVP:アーロン・ジャッジ
打率.311、62本塁打、131打点、OPS1.111。ア・リーグ新記録となる62本塁打は、シーズンを通じて大きな注目を集めました。

NL MVP:ポール・ゴールドシュミット
打率.317、35本塁打、115打点、OPS.981。長打力だけでなく、安定した打撃でチームを支えたシーズンでした。

2021年:大谷の歴史的な初受賞

AL MVP:大谷翔平
打率.257、46本塁打、100打点、OPS.965。投手としても9勝2敗、防御率3.18、156奪三振。二刀流でフルシーズン活躍し、満票でMVPに選ばれました。

NL MVP:ブライス・ハーパー
打率.309、35本塁打、84打点、OPS1.044。長打と出塁を兼ね備えた打撃で、2度目のMVPを獲得しました。

2020年:短縮シーズンで際立った存在感

AL MVP:ホセ・アブレイユ
打率.317、19本塁打、60打点、OPS.987。60試合制となった特別なシーズンで、打点王の働きを見せました。

NL MVP:フレディ・フリーマン
打率.341、13本塁打、53打点、OPS1.102。高打率と勝負強い打撃で、ブレーブス打線を引っ張りました。

2019年:トラウトとベリンジャーの圧巻の打撃

AL MVP:マイク・トラウト
打率.291、45本塁打、104打点、OPS1.083。走攻守で高いレベルを維持し、3度目のMVPに輝きました。

NL MVP:コディ・ベリンジャー
打率.305、47本塁打、115打点、OPS1.035。パワフルな打撃だけでなく、守備でも大きく貢献しました。

2018年:打率.346のベッツ、2年連続のイエリッチ

AL MVP:ムーキー・ベッツ
打率.346、32本塁打、80打点、OPS1.078。圧倒的な打率に加え、走塁と守備でも存在感を示しました。

NL MVP:クリスチャン・イエリッチ
打率.326、36本塁打、110打点、OPS1.000。移籍1年目にして打線の中心となり、のちの連続MVP受賞につながる活躍を見せました。

2017年:小柄な強打者と59本塁打

AL MVP:ホセ・アルトゥーベ
打率.346、24本塁打、81打点、OPS.957。高い打撃技術と安定感で、リーグを代表する打者であることを証明しました。

NL MVP:ジャンカルロ・スタントン
打率.281、59本塁打、132打点、OPS1.007。本塁打王と打点王を獲得した、破壊力満点のシーズンです。

2016年:トラウトの安定感、カブス躍進の立役者

AL MVP:マイク・トラウト
打率.315、29本塁打、100打点、OPS.991。派手な数字だけでは測れない総合力で、リーグをけん引しました。

NL MVP:クリス・ブライアント
打率.292、39本塁打、102打点、OPS.939。カブスのワールドシリーズ制覇に大きく貢献し、記憶に残るシーズンとなりました。

2015年:勝負強さが光った2人

AL MVP:ジョシュ・ドナルドソン
打率.297、41本塁打、123打点、OPS.939。チャンスでの強さが際立ち、ブルージェイズ打線の中心を担いました。

NL MVP:ブライス・ハーパー
打率.330、42本塁打、99打点、OPS1.109。22歳でリーグを席巻し、若きスターが一気に花開いたシーズンです。

2014年:トラウトとカーショウ、異なる形の支配力

AL MVP:マイク・トラウト
打率.287、36本塁打、111打点、OPS.939。打撃、走塁、守備のすべてで高い水準を見せ、初のMVPを手にしました。

NL MVP:クレイトン・カーショウ
21勝3敗、防御率1.77、239奪三振、WHIP0.857。投手として圧倒的な成績を残し、ナ・リーグでは1968年以来となる投手MVP受賞を果たしました。

2024年、2025年は、アーロン・ジャッジと大谷翔平がそろってMVPに選ばれた2年間でした。ジャッジは圧倒的な打撃でア・リーグを支配し、大谷は前人未到の「50本塁打・50盗塁」や二刀流復活で、野球の可能性を広げ続けています。

数字のすごさはもちろんですが、そのシーズンにどんな衝撃を残したのかまで振り返ると、MVPという賞の重みがより伝わってきます。

少年野球の一塁到達タイムは何秒?小学生の目安と、ゴロをアウトにするための時間を考えてみた

少年野球の一塁到達タイムは何秒?

少年野球を見ていると、

「うちの子は足が速いのかな?」

「一塁まで何秒なら速いんだろう?」

と思うことがあります。

僕自身、少年野球に関わるようになってから、以前よりも「時間」を意識して野球を見るようになりました。

特に面白いのが、バッターが打ってから一塁ベースを駆け抜けるまでの時間です。

実は、この「数秒」の中で、守備側は捕球して、送球して、一塁でアウトを取らなければなりません。

つまり、

「一塁まで何秒で走るのか」

を考えることは、単純に「足が速い・遅い」という話ではなく、守備側がアウトを取るために与えられた時間を考えることにもつながります。


小学生の一塁駆け抜けは平均何秒?

『新しい少年野球の教科書』で紹介されているデータとして、小学生の一塁駆け抜けタイムは、

  • 全国大会平均:4.59秒
  • 地方大会平均:4.91秒

とされています。

もちろん、これはすべての小学生に当てはまる「合格ライン」ではありません。

身長や体格、学年、右打ち・左打ち、打った打球の種類などによってもタイムは変わります。

ですから、

「4.5秒だから速い!」

「5秒だから遅い!」

と単純に判断するものではないと思います。

僕が面白いと思ったのは、**「一塁まで約5秒しかない」**という事実です。


では、守備側には何秒あるのか?

ここからが、この数字を知って面白いと思ったポイントです。

例えば、打者が一塁まで約5秒で走るとします。

すると内野手は、

打球が飛んでくる
↓
打球の方向へ動く
↓
捕球する
↓
ボールを握り替える
↓
一塁へ送球する
↓
一塁手が捕球する

という動作を、約5秒の中で完了させなければなりません。

もちろん、打球が飛んでから一塁までの距離や打球速度によって条件は大きく変わります。

それでも、

「あと0.1秒早く捕球できたら」

「あと0.1秒早く送球できたら」

という小さな時間の差が、セーフとアウトを分けることがあります。

野球は本当に「時間のスポーツ」だと思います。


「足が速い」だけではなく「一歩目」が大切

では、一塁到達タイムを縮めるにはどうすればいいのでしょうか。

もちろん、走るスピードそのものを上げることは重要です。

ただ、少年野球ではそれだけではありません。

例えば、

  • 打った瞬間に走り出す
  • 一歩目を速くする
  • 打った後にバットを素早く処理する
  • 一塁方向へ無駄なく走る
  • 一塁ベースを踏む位置を意識する

といったことでも、タイムは変わってきます。

特に大切なのは、

「打ってから走る」のではなく、「打つ動作から走る動作へ素早く切り替える」

ことではないでしょうか。


守備側も「0.1秒」を意識してみる

一方、守備側から考えると面白いことがあります。

例えば、ゴロを捕るときに、

「きれいな形で捕る」

ことだけを意識してしまうと、捕球後の送球までに時間がかかってしまうことがあります。

もちろん、確実に捕ることが最優先です。

しかし、試合では、

「捕って終わり」ではなく「捕ってから一塁へ投げてアウトにする」

ところまでがゴロ処理です。

そのため、

捕球 → 持ち替え → ステップ → 送球

という一連の動きを、できるだけスムーズにつなげることが重要になります。

捕球から送球までの動作を分解して練習する方法も、少年野球の指導では紹介されています。


「ゴロを捕る練習」から「アウトを取る練習」へ

ここは、僕自身が少年野球を見ていて意識したいと思っているところです。

ノックをするとき、

「捕れた!」

で終わるのではなく、

「この打球をアウトにするには、どうすればいい?」

と考えてみる。

例えば、

「もう半歩前で捕れたら?」

「捕球後の持ち替えが速くなったら?」

「送球までのステップがスムーズになったら?」

と考えていく。

そうすると、単純な「捕球練習」が、

「アウトを取るための練習」

に変わります。

実際、ゴロ捕球では捕球だけでなく、その後の送球まで含めた一連の動作を身につけることが重要だとされています。


家庭でも「一塁までのタイム」を測ってみよう

少年野球をやっているお子さんがいるなら、一度測ってみるのも面白いと思います。

必要なのはストップウォッチだけ。

例えば、

① 普通に打って一塁まで走る
② 3回測る
③ 一番良かったタイムだけではなく平均も見る
④ 1か月後にもう一度測る

という方法です。

重要なのは、

「何秒だったか」だけではありません。

前回5.2秒だった選手が、

今回5.0秒になった。

これだけでも立派な成長です。

他の子と比較するのではなく、

「自分の0.1秒を縮める」

という考え方で取り組むと、子ども自身も成長を実感しやすくなると思います。


走力だけでなく「野球の時間」を意識する

今回、一塁到達タイムについて調べていて改めて感じたのは、野球は本当に時間を意識すると面白くなるということです。

バッターが一塁まで走る時間。

内野手がゴロを処理する時間。

捕球してから送球するまでの時間。

投球がホームベースに到達するまでの時間。

盗塁のスタートから二塁到達までの時間。

こうした「時間」を意識してみると、普段何気なく見ているプレーが少し違って見えてきます。

そして、少年野球では、

「もっと速く走れ!」

だけではなく、

「どうすれば0.1秒縮められる?」

と子どもと一緒に考えてみる。

そんな視点も、野球を楽しむ一つの方法なのではないでしょうか。


まとめ

小学生の一塁駆け抜けタイムとして、全国大会平均4.59秒、地方大会平均4.91秒という数字があります。

この数字を知ると、

「うちの子は何秒?」

という興味だけではなく、

「守備側は、その数秒の中で何をしなければならないのか?」

という視点が生まれます。

少年野球では、ほんの0.1秒がプレーを変えることがあります。

だからこそ、

走る時間、捕る時間、投げる時間。

一つひとつの「時間」を意識して練習してみると、今までとは違った野球の面白さが見えてくるかもしれません。

僕もこれから、少年野球を「時間」という視点からいろいろ考えてみたいと思います。

少年野球のバッティングが上達する!ピッチャーの球が届くまでの時間を計算してみた

投球の到達時間を理解していないと、バッターはタイミングを合わせることが極めて難しくなる。 打者は、わずか数十ミリ秒の間に「球種の見極め」「打つか・見送るかの判断」「スイング軌道の決定」までを行っている。

たとえば、18.44メートルの距離から時速140キロのボールが投じられた場合、球は約0.44秒でホームに到達する。

人間が140キロの球に対して

  • 打つ/打たないの判断に約0.1秒
  • 判断を行動に移すまでに約0.1秒 を必要とすることを考えると、残された時間は 約0.24秒。 このわずかな時間でバットを振り出さなければ、140キロの球を打つことはできない。

つまり、バッターは「判断してから振る」のではなく、“振り出しながら判断している”。 一流選手ほど、この原則を理解し、身体に染み込ませているため、140キロ以上の球でも対応できる。

少年野球の場合、バッテリー間の距離は約16メートル。 同じ計算で時速90キロのボールを想定すると、球は 約0.64秒 でホームに到達する。 距離が短い分、体感速度は大人が想像する以上に速く、打者はより高度な“準備と判断の同時進行”が求められる

身長とパフォーマンスの関係性-小学生の成長を、いまだけで判断しないために-

150センチ以上になればパフォーマンスが上がる

「背が高い子は、やはり目立つ」――少年野球の現場では、そんな場面をよく目にします。

小学生は、身長とパフォーマンスに一定の相関が見られる傾向があります。発育・発達が早い選手ほど、バットを強く振る力やボールを遠くへ投げる力が備わりやすく、打撃でも投球でも存在感を発揮しやすいためです。

特に球速は、身長が150cmを超えるあたりから大きく伸びる傾向があります。一方で興味深いのは、制球力では130cm台の選手が高い数値を残したことです。ボールを狙った場所へ投げる能力は、身長だけでは測れません。

体が小さい選手が大きな選手に対抗するためには、コントロールを磨くことが大きな武器になるでしょう。

ただし、「体が小さいから」といって、バントやゴロ打ち、置きにいく投球ばかりを練習するのは注意が必要です。成長して体が大きくなったときに、思い切りバットを振る力や、強いボールを投げる感覚が身についていない可能性があるからです。

だからこそ指導者には、現在の体格や結果だけで選手を評価せず、数年後の成長まで見据えた指導が求められます。今できることを伸ばしながら、将来の可能性を狭めない。その視点こそが、子どもたちの成長を後押しするのです。

子供に備わる「回遊性」を活かす-飽きることは、成長の妨げではない-

子どもに何かを続けてもらうために、まず大切なのは「飽きさせない工夫」です。

子どもは、一つのことに長時間集中し続けるのが得意ではありません。特に未就学児は、自分の興味を引かないことにはすぐ飽きてしまいます。お父さんがキャッチボールに誘っても、わずか1〜2分で砂遊びを始めてしまう――そんな光景も珍しくないでしょう。

しかし、これは決して悪いことではありません。子どもには、興味のあるものを次々と巡りながら楽しむ「回遊性」があります。この特性を理解し、遊びながら自然に体を動かせる環境をつくることが大切です。

たとえば、日本野球科学研究会が未就学児や小学生向けの野球教室を開催した際、外野に遊びながら体を動かせるスペースを設けました。そこでは、子どもの回遊性を活かすため、さまざまな動きを一周のコースに取り入れていました。

バットをおでこにつけて回る「ぐるぐるバット」、前転、ケン・ケン・パ、後ろ向き走り、トランポリンジャンプ。短い時間で次々と種目が変わるため、子どもたちは飽きることなく、夢中でコースを回ります。

たとえば、ケン・ケン・パだけを長く続けるのは大変です。しかし、次の遊びが待っている環境なら、子どもは楽しみながら取り組めます。種目から種目へ自然に走って移動するため、結果として運動量も確保できます。