ゴロをさばく時間を考える
小学生の打ってから一塁を駆け抜けるまでの時間は全国大会の平均が4.59秒(地方大会だと4.91秒)である。普段練習をする際にこのタイムを意識して行うと有効であると思う。
小学生の打ってから一塁を駆け抜けるまでの時間は全国大会の平均が4.59秒(地方大会だと4.91秒)である。普段練習をする際にこのタイムを意識して行うと有効であると思う。
投球の到達時間を頭にいれておかないとバッターはタイミングを合わせることが難しくなる。(打者はこんなに短い時間の間に球を見て打つ打たないを考えたうえでコースをスイングしている)
18.44メートルから140キロメートルの投球がされた場合、0.44秒でホームベースに達する。
人間の能力として、140キロの球が投じて打つ打たないを判断するのに0.1秒、さらにそれを行動に移すのに0.1秒を要する。つまり、残り
0.24秒でバットを振らなければ、140キロの球を打つことはできない。計算上は残りの0.1秒でバットを振らなければならないが、これは現実的に難しいこと。
だからバッターはこれを「判断してから振っている」のではなく「打ちにいきながら判断している」。だから、一流バッターになるほど、こうした原則を踏まえて、実際に140キロの球を打つことができる。
バッテリー間の距離が16メートルの少年野球では90キロを想定した場合は、小学生のピッチャーで考えると、0.64秒でホームベースに到達する。
150センチ以上になればパフォーマンスが上がる
コーチングの知識として、「小学生は、背の高さとパフォーマンスが比例する傾向にある」ということも頭に入れておく必要がある。簡単に言ってしまえば、背が高い選手ほど力があり、打っても投げても目立つ。ほかの選手と比べて発育発達が早く、バットを振る力やボール投げる力が備わっていると考えることができる。
特に球速に関しては150センチを超えると、グンと伸びる。一方で興味深いのが、制球に関しては、130センチ台がもっとも高い数値を残した。球をコントロールする能力だけは身長とは相対関係を持たない。(身長が小さい時に大きい選手を上回るためにはコントロールを磨くことがその可能性を高めることになるかもしれない)
ただし、背が低いからといってコツコツ野球(バントやゴロ打ち、コントロール重視で置きにいく投球)ばかり練習してたのでは、今後身長が大きくなった時に強くバットを振れない、強い球を投げられないとなってしまうため、指導者は将来を見据えた指導をすることが必要である。
子供に何かをやり続けてもらう時はまず、子どもが飽きない工夫をすることが大切である。子どもはひとつのことにずっと集中することができず、飽きっぽいところがある。特に未就学児は、自分の興味がないものはすぐにやめてしまう。お父さんがキャッチボールに連れ出しても、1~2分で飽きてしまい、砂いじりを始めるなんてことも珍しくはない。子どもは飽きっぽい」「興味があるものをぐるぐる周る」という回遊性があるという特徴を生かして、遊びながら体を動かせる場を作ることが必要である。
例えば、日本野球科学研究会では、未就学児や小学生を対象にした野球教室を行った際に、外野には遊びながら体を動かせる場をもうけたが、そこでも回遊性を意識したメニューが入っていた。バットをおでこにつけてぐるぐる回る「ぐるぐるバット」、前転、ケン・ケン・パ、バック走、トランポリンジャンプなどが、1周の中に用意されていた。ケン・ケン・パをずっとやり続けるのは大変だが、短い時間で次々にメニューが変わっていくと、子どもは楽しみながら取り組むものだ。メニューとメニューの間を、自然に走るようにもなるので、運動量を確保することができる。
少年野球は、チームの力強さや成功においてさまざまな要素が関与しますが、その中でも強豪チームに必ずと言っていいほど共通して高いレベルで実施できるプレーがあります。
それが挟殺プレー(ランダウンプレー)です。
少年野球では、まだランナーの技術や判断力が未熟のため、牽制球(特に左投手の牽制球)や走塁時に塁間で挟まれて挟殺プレーが発生するケースが多々あります。(チームによっては得点するためにわざと挟まれるという戦術を取るチームもあります)ここで挟殺プレーでアウトに出来る出来ないが試合結果を非常に大きく左右させることになります。
挟殺プレーが上手なチームは、その戦術的な巧みさやチームワークにおいて他のチームと一線を画しています。ここでは、少年野球の強豪チームが挟殺プレーでどのように優位に立つのか、その秘密について探ってみましょう。
挟殺プレーが上手なチームは、単に技術的な優位性だけでなく、チーム全体の戦術的な把握力や連携力にも優れています。少年野球のチームが挟殺プレーをマスターすることは、勝利に直結する重要な要素の一つであり、その取り組みはチームの成功に大きく貢献します。
前回の記事にて、データ稼働型トレーニングをキーワードに挙げさせていただきましたが、もう少しだけ補足してほしいという問い合わせをいただきましたので、少し記載いたします。
少年野球の指導法について、あなたはどのようなビジョンを描きますか?次世代の野球選手を育成し、彼ら彼女らが成功するための革新的なアプローチとはどんなものなのかを私は日々妄想しております。この記事では、未来の少年野球の指導法についての新しいアイデアやトレンドに焦点を当ててみたいと思います。
これからの少年野球の指導現場においては、単なる技術の伝達だけではなく、選手たちの総合的な成長を促進するための包括的なアプローチがより強く求められてくると感じております。そのため、新しいアイデアやトレンドに積極的に取り組み、次世代の野球選手たちが成功するための基盤を築いていくことが重要となってくるのではないでしょうか。